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「Vext知識+」で2件の技術特許を取得

大規模言語モデルを活用した、音声認識テキストやチャットボットの対話ログテキストから直接知識データ生成を実現したコンタクトセンター向けソリューション

ベクスト株式会社(代表取締役社長:小橋寿彦、本社:東京都目黒区 以下、ベクスト)は、テキストマイニングツールVextMiner(ベクストマイナー)シリーズの最新製品となる「Vext知識+(ベクストチシキプラス)」に用いられている、対話テキストの自動体系化やトークシナリオの自動抽出・可視化等の独自開発技術において2件の特許を取得いたしました。
Vext知識+

「Vext知識+」は大量の音声認識テキストやチャットログなどの対話テキストからオペレーターの回答知識(トークスクリプト)やFAQ、AIに投入可能なナレッジデータのように、使える知識を直接作成する事を実現した業界初のコンタクトセンター向けソリューションです。
詳細はhttps://www.vext.co.jp/vext-chishiki-plus/

特許技術1:対話テキストの自動体系化

本技術は、多数の不要語を含む視認性の低い対話テキストに対する、可読性の高い話題名のラベルによる自動的なアノテーションと、これを利用することによる、元の対話テキストを分類するための階層的な分類体系の自動構築等を実現する技術です。また、自動生成結果のチューニングを行うためのUI技術も含まれます。本技術により生成されたアノテーション条件や分類体系等はホワイトボックスになっており、ユーザがダイレクトに変更可能な状態で提示が可能です。コンタクトセンターでの応対内容の全体像の素早い把握を可能にするとともに、業務に合わせたチューニングによる高品質な知識のタイムリーな活用を促進します。

特許技術2:トークシナリオの自動抽出・可視化

本技術は、様々な表現や話す順番等が種々雑多に混在する対話テキストから、主要な話の流れのパターンを抽出・統合することによる、分岐点を含めたトークシナリオの自動抽出とその可視化等を実現する技術です。本技術で対話テキストをトークシナリオの形式に整理した上で、話し言葉を書き言葉に変換する生成AIを利用することによりFAQの抽出も可能となります。コールセンターのトークスクリプトやチャットボットのナレッジとしての活用や、案内の分かれる重要話題とその結論を利用した因果関係分析、お客様がお問い合わせ時に実際に使った言い回しや表現を用いた検索にヒットしやすい高品質なFAQの抽出等が実現できます。

2023年6月末にリリースを予定しているVext知識+ver.2.07では「マップガイド」と「階層生成」という今回取得した特許技術から更に研究開発を進めた最新技術や分析技法を実装した新機能のご提供を予定しています。マップガイド機能は業界で初めて話題の抽象度と話題の出現位置の情報をベースとした話題の自動整理・可視化・編集を可能とし、分析初心者でも初期の分類体系構築を簡単に行えるようにサポートします。「階層生成」では、対話テキスト自動体系化技術を発展させた独自技術と、生成AIの融合により階層構造やそのラベルを自動生成し、初期の分類体系の意味解釈を支援します。

特許概要

・特許番号:第7272531号
・特許名:テキスト解析装置、及び、方法
・登録日:2023年5月1日
・概要:対話テキストの話題自動ラベリング、階層型分類体系自動構築

・特許番号:第7266225号
・特許名:テキスト処理装置及びコンピュータプログラム
・登録日:2023年4月20日
・概要:トークシナリオのパターン抽出、トークシナリオ分岐点の抽出、QAの自動抽出、トークシナリオの可視化技法

関連セミナーのご案内

以下のセミナーではVext知識+の開発中の最新機能や活用事例のご紹介を行います。
また、Vext知識+のセミナー開催に関する情報発表もございます。

【開催概要】
Vext Tech Conference 2023
ChatGPT関連の技術活用への取り組み”大規模言語モデルによる次世代テキストマイニングの可能性”

開催日:2023年6月21日(水)14:00-16:00
参加費:無料
会場:Zoomウェビナー
主催:ベクスト株式会社
詳細・お申込み:https://www.vext.co.jp/seminar/4192/

<プログラム>
1、最新市場動向と今後のビジネス展開について
2、最新技術動向と開発ロードマップ ~大規模言語モデル技術活用へのベクストの取り組み~
3、自社独自の知識による業務変革を促進! Vext知識+ver3.00のご紹介