2. テキストマイニングの基本技術

クラスタマップ機能(意図の反映)

自動分類結果は、大量のテキスト情報を一次整理した結果に過ぎません。これを大中小分類に階層化して、全体像を明らかにしてゆく事が本来の分類作業で、分析者の創造力を最も発揮すべき場面です。この作業では試行錯誤が不可欠なので、話題の集合体である「クラスタ」をくっつけたり離したり自由自在に加工が出来るインターフェースを搭載した機能がクラスタマップです。この機能により、ユーザーは好きな様に。編集&試行錯誤しながら目標とする分類体系を簡便に作っていく事が可能となりました。

ゼロから作るのではなく、システムが用意した叩き台をベースにスピーディに体系化できる事で、ある分析者が作成した結果を多数の目でブラッシュアップする事も容易になりました。分析結果を皆で眺める事で新たな発想が生まれ、「これはおかしいだろう」「これはこっちの方がいい」と衆知を集めて改善を加える事で、「判り易い分析結果」や「新しい切り口の分類結果」を簡単に作れる様になったのです。